工場に監視カメラを設置して防犯対策をするうえで注意したいこと
工場の防犯対策として監視カメラの設置をお考えの方もいらっしゃることでしょう。
監視カメラは防犯対策においては一定の成果を上げていることで知られていますが、ある点を注意するかどうかでその効果は大きく変わってきます。
どのような点なのか、以下でご紹介していきます。
◎監視カメラを設置する上で注意したい点
監視カメラの設置において注意したい点は以下の四つです。
●種類
監視カメラにも様々な種類があります。
使用する場所によって向き不向きや性能が異なるわけですが、費用も大きく変わってきます。
どこに設置するのかを明確にしてからどの種類にするのが良いかを選ぶようにしましょう。
●メンテナンス
人の手に届きやすいところに設置をするのは、向きを変えられたリひどい場合には破壊されたりする恐れがあります。
それでは人の手に届きにくいところにすればよいかというとそうでもないのです。
故障する確率を低くするには定期的なメンテナンスが必要ですが、あまりにも離れた場所に設置するとそれも難しくなります。
また不具合が起こってもすぐに復旧させることが困難です。
人が触りやすいかとメンテナンスのしやすさ、対立する二つの観点をどう折り合いをつけていくかもポイントになります。
●どこから優先的に設置するか
監視カメラを設置する目的として、セキュリティ上何らかの不安を抱えている状態を少しでも軽減するということがあります。
費用のこともありますが、全ての場所に隈なく設置するというのは管理が追いつきません。
設置においては、監視カメラによって最も安全面での心配を減らせるのに効果的なのはどの場所であるのかを優先順位をつけて考えていくことをお勧めいたします。
●防犯対策という観点
忘れてはならないのは、相手はプロの窃盗犯であるということが多いということです。
何度も窃盗を繰り返し、セキュリティの目を潜り抜けてきた犯人たちは素人の防犯対策の手口を見透かしており、そう簡単には引っかかりません。
あるいは元従業員など工場の構造や特徴をよく知っている人物、もしくはその情報を手に入れた人物が相手になることもあるかもしれません。
そのような犯罪者たちを相手に対策を行わなければならないのです。
ただ単に監視カメラを設置するのは簡単にすり抜けられることにもつながりますし、セキュリティの甘いところではないかと気づかれてしまう恐れもあります。
死角のないようにかつ簡単には見つけにくい場所に設置しておき他の場所から撮られているかもしれないと思わせることで、相手に侵入を思いとどまらせられる確率が高まります。
◎最後に
今回は、防犯対策として工場に監視カメラを設置する際に注意していただきたいことについてお伝えしました。
防犯の効果が最大限に発揮できる一助となれば幸いです。