車の盗難防止対策は本当に必要?車内に防犯カメラを設置できない理由もご紹介します!

2023/10/17

車の防犯対策をしていない方も多いのではないでしょうか。
そもそも、車の防犯対策は必要なのかが正直分からない方もいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、車の防犯対策は必要なのか、そして盗難対策として有効な防犯カメラの設置は車の防犯にも応用できるのかをご紹介していきます。
ぜひ、車の盗難防止策を考える際の参考にしてみてください。

□車の盗難防止対策は必要?

結論から言うと車の盗難対策は必要といえるでしょう。

年々、車両盗難の発見件数は少なくなっています。
しかしながら、検挙件数も同時に減少しており、被害金額は増加しています。

これが何を意味しているのかといいますと、防犯面の技術向上により、素人による車の盗難は減ったものの、巧妙な手口で計画的に盗難のプロが行う車両盗難がいまだに存在しているということです。

中古車両であっても、海外では人気なケースがあります。
そのため、古いからといって、杜撰な防犯対策を行っていると盗難される可能性は十分にあり得ます。

また、家の敷地内でなく契約駐車場や目の届きにくいところに車を置かれている方は被害に遭う可能性は高まります。

以上の理由から、盗難のプロに狙いやすい車と思われないように車の防犯対策は必須であるといえます。

□車内に防犯カメラは設置できない?

やはり、盗難対策の最も有効な対策は防犯カメラの設置です。
しかしながら、車の中に防犯カメラを設置することは難しく、適切な対策であるとはいえません。
その理由は2点あります。

1.バッテリー問題
防犯カメラの作動には、恒常的に電力が必要となります。
そのため、常にエンジンを入れた状態にしておかなければ、車内の防犯カメラを作動させ続けることはできません。
このため、車内に防犯カメラを設置することは現実的ではないでしょう。

2.映像を確認できない
万が一、車の中に防犯カメラを設置できたとしても、車が盗まれてしまった場合、同時にカメラと保存された映像情報も持ち出されてしまいます。
これでは、防犯カメラを設置しても、十分な盗難防止効果は得られないでしょう。

3.画角に犯行が映らない
たとえ、車内に防犯カメラを設置し、作動させ続けられたとしても、車内から車の外側までの全てを撮影することは難しいです。
車内の撮影には長けていても、外からの犯罪行為を収められておらず、証拠能力に欠けてしまうケースは十分にあり得ます。

□まとめ

今回は、車の防犯対策は必要であることと、盗難対策として有効な防犯カメラの設置は車の防犯にも応用できるのかをご紹介しました。
車内に防犯カメラを設置することが十分な防犯対策とはいえないことがご理解頂けたでしょう。

そこで、有効な盗難対策を考える上で、カーポートや駐車場、建物への設置を検討してみると良いでしょう。
ぜひ、車の盗難対策の参考にしてみてください。