防犯カメラの撮影範囲には注意が必要?撮影範囲と注意点を紹介します!

2023/08/09

防犯カメラを選ぶ際にはその撮影範囲に注意が必要です。
撮影範囲によっては、死角が生まれてしまい、その部分では何が起こっているのか撮影できず、その場合には効果的に防犯カメラを活用できません。
そこで今回は、防犯カメラの撮影範囲とその注意点についてご紹介します。
□防犯カメラの撮影範囲を左右するもの
防犯カメラの撮影範囲を左右するものは「画角」「焦点距離」「チルト・パン」の3つが挙げられます。
1.画角
画角が大きいほど広範囲を撮影でき、画角が小さいほど遠くの対象物もしっかり撮影できるというメリットがあります。
防犯カメラの設置場所や利用目的に応じたものを選びましょう。
2.焦点距離
被写体にピントを合わせた際のレンズの中心から撮像素子までの距離のことで、撮像素子は被写体の光を画像データに変換する部品のことです。
焦点距離はレンズごとにある程度決まっており、望遠レンズでは焦点距離が7mm以上、広角レンズでは3mm以下です。
防犯カメラの撮影範囲は焦点距離が短ければ広くなり、長ければ狭くなります。
3.チルト・パン
パンは水平方向、チルトは垂直方向にレンズが動くことです。
撮影範囲は、カメラ自体の首振りや動作によって異なり、これらの機能を持ったものはカメラが固定されて首振りしないものに比べて、撮影範囲が広くなります。
□撮影範囲に関する注意点
*赤外線での撮影範囲
夜間でも撮影できる赤外線カメラは昼間の撮影範囲と異なるケースがあります。
そのため、赤外線の照射距離も考慮して、設置場所や防犯カメラを選びましょう。
*死角を作らない
死角が多いと防犯カメラを効果的に使用できません。
死角を作らないためには、縦にも横にも動く防犯カメラや複数台の防犯カメラを設置して、死角部分を補い合う方法をおすすめします。
*プライバシーの配慮
個人が特定できるほど高性能な防犯カメラを設置している場合には、プライバシーへの配慮が必要です。
不特定多数の人が通行する場所に設置する場合には、防犯カメラを設置していることを明示しましょう。
また、撮影データが流出したり、紛失したりすると大きなトラブルにつながる可能性もあるため、取り扱いに注意しましょう。
□まとめ
防犯カメラの撮影範囲は「画角」「焦点距離」「チルト・パン」によって異なります。
赤外線での撮影範囲を確認しなかったり、死角を作ってしまったりすると、防犯カメラを効果的に使用できないため、その点に注意して使用してみてください。