防犯カメラの録画方式について解説!それぞれの特徴を把握して最適な機種を選ぼう!
2023/06/19
防犯カメラの映像を録画する方法にはいくつか種類があり、それぞれ異なる特徴やメリットがあります。
そのため、どの方式を選択するのかについては、それぞれの費用や録画時間を加味したうえで、最適な方法を選択することが重要です。
そこで今回は、防犯カメラの録画方式と、録画時間を左右する要素についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
□防犯カメラの録画方式は3種類
*HDDレコーダ
防犯カメラの録画方式として、最も一般的なものがHDDレコーダーです。
HDDレコーダーはランニングコストが安く、パソコンとレコーダーを接続するだけで操作ができるので、初心者の方でも使いやすいのが特徴です。
ただし、レコーダー自体は消耗品になるので、5~10年を目安に買い替える必要がある点は懸念されます。
*クラウド保存
データを取り扱う会社のサーバーに、録画データを保存する方法が、クラウド保存です。
クラウド保存のメリットとしては、場所・時間を問わずにデータを取り出せて、初期費用がかからないことが挙げられます。
一方で、クラウドを利用するために、毎月利用料を支払わなければいけないので、長期的に見ると費用が高くなってしまうかもしれません。
*SDカード
SDカードを録画媒体として利用する場合は、パソコン本体に映像データを保存できます。
そのため、LANケーブルが不要になり、電源さえ確保できれば使用できるのが大きなメリットです。
ただし、他の録画方式に比べると、録画時間は短くなってしまうデメリットもあります。
□防犯カメラの録画時間を決める要素
ここからは、防犯カメラの録画時間に影響する5つの要素についてお伝えします。
きちんと映像を記録しておくためには、録画時間が非常に重要になってくるので、お伝えする5つの要素についてはしっかり把握しておきましょう。
1.フレームレート(FPS)
フレームレート(FPS)とは、動画1秒あたりの静止画数のことです。
フレームレートが高いほど、映像は鮮明になる一方、データ容量は大きくなってしまうため、録画時間は短くなってしまいます。
2.カメラの解像度
解像度とは、画像を構成する点(画素)が、どれくらいの密度で並べられているかを表す指標です。
高い解像度ほど、鮮明できれいな画像にはなりますが、画像1枚あたりの容量は重くなるため、録画時間は削られてしまいます。
3.録画媒体側の画質設定
映像自体の要素だけでなく、録画媒体の設定によっても録画時間は変わってきます。
撮影時には解像度やフレームレートが高くても、録画媒体の方でそれらを低く設定しておけば録画時間を延ばせるので、設定を見直しておきましょう。
4.防犯カメラの設置台数
レコーダー1台に対して、複数の防犯カメラを接続することも可能ですが、その分録画時間は短くなってしまいます。
ただし、台数を増やせば撮影範囲は広くなるので、録画時間と撮影範囲の両方を加味して、何台防犯カメラを設置するのか考えましょう。
5.動体検知機能(モーション検知)
動体検知機能(モーション機能)とは、カメラが人の動きを自動で検知し、動きがあった場合にのみ録画を行う機能です。
防犯カメラが作動する時間が短くなるため、記憶媒体の容量を節約でき、録画時間の延長に繋がります。
□まとめ
防犯カメラの録画方式としては、「HDDレコーダー」「クラウド」「SDカード」の大きく3つの方法があります。
それぞれ異なるメリット・デメリットがあるため、三者三葉の特徴を把握したうえで、必要な録画時間を確保できる方法を選ぶようにしましょう。