ハードディスクやSDカードの容量は無限ではないので、防犯カメラの映像はいつか捨てなければなりません。
ですが、具体的にいつ捨てれば良いかは、はっきり分からないという方が多いはずです。
今回は、防犯カメラの映像の保存期間について解説します。
□防犯カメラの適切な保存期間とは?
防犯カメラの適切な保存期間は、その目的によって変わってきます。
例えば、異物混入を確認するといった会社の信用問題に関わるものであれば、1〜2年ほど保存するのが望ましいと言えます。
逆に、自宅の防犯目的の場合、特に問題が起こらなければ、映像をいつまでも持っておく必要はありません。
1週間程度の確認で問題なく生活ができるはずです。
ただ、防犯カメラの保存期間は、はっきりと「これくらい」と定められているわけではありませんから、利用目的に応じて、「少し怖いから、1週間ではなく2週間保存しておこう」というように保存期間を決めていってください。
また、保存期間が過ぎると、防犯カメラは古いデータから順番に映像を削除していきます。
必要になりそうなもの、実際に必要な映像は、保存期間が過ぎる前にUSBメモリーやSDカードなどにバックアップを取っておくようにしましょう。
□防犯カメラの保存期間に関する注意点は?
保存期間は、防犯カメラの台数によっても変化するということを覚えておいてください。
1台のレコーダーに複数の防犯カメラを繋ぐ場合は、録画時間や保存時間は短くなります。
長く映像を保存したい場合は、早めにバックアップを取るようにしてください。
また、映像を長期間保存すると、画質が落ちる場合があります。
映像データの画質を落としたくないという場合は、HDDを増設するのがお勧めです。
HDDは簡単に増設でき、台数を増やすと保存期間を延ばせます。
長期間映像を保管しなければならない工場や建設現場などにはかなり有効と言えるでしょう。
防犯カメラには、動体検知機能が搭載されているものがあります。
動体検知機能は、人や物など、動くものが通るたびに、それを検知して鮮明に記録してくれます。
とても便利な機能ですが、人通りの多い場所で使用すると、検知機能が休みなく作動するため、保存可能期間が短くなってしまうので気をつけましょう。
□まとめ
防犯カメラの映像はとても大切な物ですが、全てをずっと保存しておくということはできません。
ですから、防犯カメラの映像には優先順位をつけ、何を保存して何を捨てるのかを明確にしておくと良いでしょう。
また、バックアップを取ることも忘れないでください。
防犯カメラについて疑問がある方は、当社までご相談ください。