近年、携帯電話やスマートフォンの普及と共に誰でも気軽に画像や映像で目の前の出来事を記録することが可能になりました。そして、その撮影したものをインターネットを通して世界中の人に向けて発信することも多くなっています。テレビニュース等では記者やカメラマンが撮影したものではなく、視聴者の撮影したものが利用されることも珍しくなくなってきています。

□防犯カメラ設置の現状
防犯カメラの映像も同様にメディアで利用されることもあります。
かつて繁華街にカメラを設置し始めた頃は、プライバシーが侵害されることを懸念し反対する動きもありましたが、今では事件発生時にその映像が動かぬ証拠となるケースも少なくあり、街中で頻繁に見かけるようになりました。

撮影者のいない所でも常に自動で撮影してくれるカメラの存在は、身を守るために有効であるという認識が広まっており、現在では設置していた方が安心と思う人の方が多いという調査結果もあります。またその存在は犯罪を抑止する役割をも担っています。
防犯カメラの設置は街中だけに留まりません。 自宅に設置することも多くなっており、これを読まれている方の中にも家庭用に検討している方もいるでしょう。しかし、「防犯カメラ」と聞くといわゆる業務用で優れた性能を持ち、価格も高いといったイメージがあると思います。

確かに業務用として使われるものは性能が良いのですが、それを家庭用として使っても何ら差し支えはありません。
特に業務用と家庭用といった違いはありません。 ですが、家庭においてはそれほど高機能ではなくても事足りますし、低価格で必要な機能持ち備えるものの方が適切と言えるでしょう。

□家庭用の防犯カメラはどんなもの？
家庭用の防犯カメラとして販売されているものでも、ただ撮影するだけといったものではなく、様々な場面で役立つ性能を持っています。
例えば、2万円台で購入出来るものには130万画素のカメラが付いており、microSDカードに映像の記録を行います。
防水仕様になっており、屋外でも設置が可能です。
また赤外線を照射するLEDが付いており、暗い所でも撮影ができます。さらに動くものを検知すると録画を開始するようになっており、無駄に録画しないようにもなっています。

その他にもいくつかの機能が付いており、それほど性能が悪いといったものではありませんし、家庭ではこういったもので十分事足ります。 また見た目が防犯カメラとは気付きにくい外観をしたものもあり、防犯は徹底したいが、訪問客には威圧感を与えたくないといった時にはそのタイプを選択することもできます。

相場としては先ほど紹介したように2万円台の物が主流です。
保証期間などによって値段の前後がありますが、平均価格帯はこれが一般的だとお考え下さい。