「自分の目が届かないところで社員たちはちゃんと仕事をしているのだろうか、心配だなあ…」

「遠方に赴いているときもなるべく自社の工場を稼働させたままにしておきたい。どうなっているかを確認できればいいのだが…」

このようなことをお考えになられている工場の経営者の方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん工場の従業員と固い信頼関係で結ばれていて、お互いが工場の発展のために力を尽くしているという状態が理想なのでしょうけれども、なかなかそううまくは言ってはいないものですよね。

上司の目を盗んで…というのは良くないとわかっていてもついついしがちなことであり、それを知っているからこそ上司側も「何とかしないと」という気持ちになります。

そこでおすすめなのが、工場に監視カメラを設置するということです。

これによって得られるのは怠け防止の効果だけではありません。

どんな恩恵があるのか見ていきましょう。

○確固たる証拠で生産性を妨げる原因の特定

工場にカメラを設置し恒常的に稼働させることで、人の目だけでは把握できない従業員の動きを確認できます。

もちろん確固たる証拠が残りますので、口上では「やってます」としている従業員の嘘を見抜くことも簡単です。

また、仕事において進捗が遅い従業員の何が問題であるのも記録できるようになりますので、原因と向き合えるようになり、的確な指示で業務の改善を図ることも期待できます。

誤解によって従業員との間の齟齬を避けられるのも大きなメリットと言えるでしょう。

○しっかりと働いている社員を評価してさらなる生産性の向上を

監視カメラを付ける目的は、何も怠けている従業員を見つけ出すことだけではありません。

逆に、しっかりと仕事に取り組んでいる従業員がいるという証拠も手に入れることができるのです。

工場のために力を尽くしてくれている姿を見るのは嬉しいことだと思います。

また、頑張った分だけ厚情をかけることで、褒められた従業員は悪い気持ちには決してなりませんし、むしろ「頑張りを見てくれているのだ。」ともっと精を出して仕事に励むことでしょう。

しっかりと働いている社員を見つけて評価し、工場内のさらなる生産性の向上を目指しましょう。

◎最後に

今回は、工場に監視カメラを設置することで得ることができる恩恵について、業務の観点からご紹介いたしました。

それぞれの従業員の動きを正確に知ることで、適切な対応をし、信頼関係を構築して工場の発展につなげましょう。