防犯カメラの中にはSDカードで録画するものもあると聞いて、どのようなメリットがあるのかが気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、防犯カメラの記録媒体の種類とSDカードで記録することのメリットや注意点についてご紹介します。
◎防犯カメラの種類
「防犯カメラってどこで記録されているのだろう?」
このような疑問を持ったことのある方もいらっしゃるかもしれません。
防犯カメラの記録媒体の種類としては主に、スタンドアロンタイプ・NVRタイプ・無線親機タイプの三つがあります。
それぞれ見ていきましょう。
◦スタンドアロンタイプ
家庭に設置される防犯カメラに多いのが、本体にSDカードをはじめとするメモリーカードやハードディスクを内蔵しているものです。
◦NVRタイプ
NVRとは『ネットワークビデオレコーダー』のことで、最近の防犯カメラには最も多く採用されている方法です。
インターネットやクローズドネットと防犯カメラを接続し、同じネットワーク上に記録媒体も接続することで、ネットワーク越しに映像を送信して記録することができます。
記録の媒体として主に使われているのはハードディスクで、防犯カメラそのものとは別の場所に設置されていることが多いです。
◦無線親機タイプ
インターホンの機能などに利用されているタイプで、防犯カメラが映像を録画すると電波で送信し、離れたところにある親機が記録をします。
◎防犯カメラの映像をSDで録画することのメリット
SD録画は、上で紹介したもののうち本体に内蔵されている『スタンドアロンタイプ』に分類されます。
そのため、記録媒体にSDカードを使用することの大きなメリットとしては映像を記録するためのケーブルが不要であり、防犯カメラそのものだけで成立するということです。
また、他の方法と比べると設置の手間もかかりませんし、費用を抑えられるという点はありがたいことかと思います。
SDカードによっては古い物から消えていきますので管理も簡単に行うことが可能です。
◎SDカードに録画する際の注意点
SDカードには容量がそれほど大きくないという難点があります。
もし連続して防犯カメラで映像を記録するのであれば、数日経つと容量が大きいものでもいっぱいになり、上書きされるかそれ以上記録されないかでどちらにしても新しいものにすぐに取り換える必要があります。
また、同じ時間に情報を確認することができませんので、事後対応のみということになるということは押さえておきましょう。
またカードが盗難されてしまうと、そもそも証拠映像を見ることができませんので、盗られにくい場所、可能であれば気付かれない場所にカメラを設置されることをお勧めいたします。
◎最後に
今回は防犯カメラの映像をSDに録画することに関してお話いたしました。
当然ではありますが長所と短所が存在しています。
両面をしっかり理解してうえで候補のひとつとなさると良いかと思います。