比較的大きなマンションやアパート、工場・倉庫、書店などの店舗には犯罪対策として防犯カメラ(ハードディスク・HDDタイプ)は欠かせません。
防犯カメラには、監視や管理、防犯、安全対策など様々な目的で使用されます。
そのため、録画日数や画質など記録の仕方が異なるため、用途にあわせた防犯カメラ選びが大切です。
今回は、HDDタイプの防犯カメラの録画設定と録画時間についてご紹介します。
■録画時間とカメラの台数
録画時間はHDDによって決まっています。
この容量が大きければ録画できる時間が長くなります。
カメラの台数が多くなれば、その分の録画機の負担が大きくなります。
つまり、カメラの接続台数が多いと録画できる日数や時間が短くなるということです。
■画質がよければ録画時間は短くなる
画素数や解像度が大きくなればなるほど、より綺麗な高画質映像を録画できます。
しかし、同じHDD容量の録画機でも画質がよければ、録画できる時間が短くなるというデメリットがあります。
工場などの生産ラインで異物混入などの問題を解決したい場合は、画質を高くする必要がありますが、防犯のためだけなら画質は低くても問題ありません。
■フレームレートも録画時間を変える
フレームレートとは、防犯カメラが1秒間に何コマの画像を撮ることができるかを示す数値です。
単位はfpsで、テレビのようなスムーズな動画が最大で、30fpsです。
ニュースでみる防犯カメラの映像がパラパラ漫画のように見えるのは、このフレームレートが関係しています。
数値を下げればぎこちなくなりますが、数値を上げれば録画時間は短くなります。
■録画設定の目安
録画設定は様々で、場所にあわせて調整することが必要です。
・駐車場
駐車場などのあまり出入りの多くない・動きの少ないところでは、フレームレートの数値を落としても問題ありません。
・お店
スーパーや書店などの人の動きが多いところは、フレームレートの数値を上げて動きを見逃さないようにするのがお勧めです。
このような設定にしておくと、万引きが起こった場合に犯人を特定することが可能です。
・工場
工場など細かい作業も見逃さない場合は、高画質でフレームレートの数値も高くし、大きな容量のHDDが必要になります。
■録画時間の目安とは?
録画できる時間の目安は以下の通りです。(一台あたりの設定は「録画コマ数:1秒に5枚」「画質0〜5段階:4」です)
これらはあくまでも目安値になります。
上記の設定によって変化します。
1TBの場合
カメラ1台=28日、2台=14日、3台=9日、4台=7日
2TBの場合
カメラ1台=56日、2台=28日、3台=18日、4台=14日
4TBの場合
カメラ1台=112日、2台=56日、3台=36日、4台=28日
録画について少し理解していただけたかと思います。
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これを機会にぜひ一度ご検討ください。