電源多重

監視・防犯カメラには当然電源が必要です。
電源供給には概ね以下の種類があります。


①DC12VのACアダプタより供給するDC12V供給型
(当店や安価型の防犯カメラはだいたこの方式)


②DC24V・AC24V供給式
(ちょっと高価な防犯カメラはこの方式)


③AC100V供給式
(現在はあまり見られないかもしれません)


④そして電源多重式


です。
今回はこの電源多重式について解説します。
防犯カメラは通常、


・映像ライン(同軸ケーブル)
・電源ライン(2芯の電源ケーブル)


がは必要です。
従って1台の防犯カメラに付き2本のケーブルが必要です。
「電源多重式」は電源ケーブルは不要で、同軸ケーブル1本で済んでしまいます。
つまり同軸ケーブル1本で映像信号と電源の2つの信号をやり取りできるという優れものなんです。
上記①~③は電源用でACアダプタが必要で、この「電源多重式」は電源部のユニットを設けます。
価格面から行くと電源多重式の方が圧倒的に効果になってしまいますが、その分施工面の軽減、ケーブル費の軽減が可能です。
シェア的にどの電源方式が多いかというと、これは当店見解になりますが、


●小規模~大規模は電源多重式
●カメラ1台~数台という規模では上記①②


という傾向が強いと思います。
デメリットとしては、故障頻度は電源多重式のユニットの方が多いと思います。
アダプタ式は単純に電源をカメラに送っているだけなのでアダプタが故障するという事はあまりありません。


最後に、電源多重式を行う場合はカメラ側も電源多重式に対応している必要がありますのでご注意ください。
また電源多重式はカメラ側・電源多重式ユニット側が同じメーカーでないとNGというケースも多いです。