防犯カメラの同軸ケーブル後編になります。
中編ではケーブルの名称のについて解説しました。
ここでは同軸ケーブルの使用用途・場面場面での同軸ケーブル選定の基準を開設します。
●機器内配線(本体内配線)
監視・防犯カメラの電源部やレコーダーやモニターなどの機器間(本体部)の配線です。
機器間長くても2m程度で、きついカーブなどを描いてしまう場合が多いです。そこで便利なのが
【2.5C-2V】
というケーブルで外形が3mm程度なので、きついカーブでも行けます。
また機器間はカメラ台数が多ければ多いほど、ケーブルの本数が多くなり、ケーブルの太さが太いとごちゃごちゃになり、配線・接続も困難になります。
ですので、シンプルにまとまるのが最大の利点です。
●本体・カメラ間(中距離100m以下程度で小規模施設)
この場合、
【3C-2V】
【5C-FB】
を使用する事が多いです。
中編の開設のように先頭の数字が大きいほどケーブルの太さは太くなります。
長い距離の配線の場合、心配なのは他の設備ケーブルとの干渉です。
配線工事を行う対象が、設備ケーブルとの併設が多い場合は
【5C-FB】
の方が良いでしょう。それがなければ、
【3C-2V】
でもよろしいかと思います。
建物の何フロアもまたぐような場合は、迷いなく、
【5C-FB】
の方が良いでしょう。
この辺の判断基準があれば概ね、ケーブル選定は迷ういません。